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2004年06月09日

6月3〜9日 北海道滞在。(上)

 札幌で東京からライターの袴田氏と合流。コの字カウンターのすすきの「だるま」でジンギスカンを食べて稚内行き夜行列車で北へ。礼文島に渡るフェリーは団体で超満員。二日酔いのまま寒いデッキで過ごす。天候のこともあるし漁師さんの日常がさっぱり想像できないので無事取材出きるか不安な気持ちで漁協へご挨拶に。以前から連絡をさせて頂き、今回取材に対応して下さった販売部大友さんは大企業の広報にもいないようなとっても説明がわかりやすくいいテンポでお話をして下さる方だった。翌朝は快晴べた凪。ウニ漁を終えて帰ってきた漁師さんを港で取材開始。計量作業で忙しい大友さんが時々気にかけて声をかけて下さる。終わると「まだ人数足りないでしょう」と言って離れた港を漁協の車でいくつか回って下さる。大友さんはフットワークも早いのだ。心配して来たけれど大友さんのご配慮でなんとか、忙しいうえに天候により変則的なスケジュールの漁師さんの取材が限られた時間で効率的にできた。ありがとうございました。
 夕方真っ赤に染まる対岸の利尻富士を見ながら十勝ワイン。ヤマセが吹く今日はいつもより利尻が近く見えるのだという。 水平線からそそり立つ利尻山の美しいフォルム。夕陽を真後ろに背にしているので利尻沿岸の小さな建物の窓の反射がキラキラと思いがけず強い光を返す。空が紫から藍色へグラデーションを変えてゆく。日没数分前の光景に息を飲む。
 濃密な一週間の北海道滞在だった。あちことでたくさんの方にお会いしていろんなお話を伺えた。お会いしましたみな様、本当に世話になりました。ありがとうございました。今年は夏と秋にも北海道に行く予定。道内限定のサッポロビールクラシックがまた飲みたい。

投稿者 Ken Kitano : 2004年06月09日 07:26