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2004年12月08日

12月6日 接客される一日

 午前中「弁護士の肖像」の原稿を書いていたら、玄関に誰か来た。Y新聞の勧誘だった。名前も名乗らない。ビール券と洗剤か何かをやるからどうだ、取れ、って感じの恐ろしく感じの悪い男だったのでとっとと帰ってもらう。午後、車で都心へ。途中高井戸のオートバックスでETC取り付けの申し込みをする。ETCは自分がいつ、どこへ走ったか履歴を管理されるのがいやなので今まで着けなかったが、先日鴨川の佐藤さんに「そんな情報を利用するくらい頭が良かったら高速道路は赤字になってないよ」と言われて納得。それでなくても我々はすでに料金所ですべての車のナンバーを記録されているのだ。特定区間の割引などを考えたら割合早く元が取れそうなので入ることにする。取り付けに1時間くらいかかるらしく夜に工事の予約をして新宿へ。現像出しをしてメキシコにポートフォリオを送るために国際郵便M社の窓口に行く。お姉さんが何だか知らないけれどひどく困った感じで料金やら日数を調べてくれる。結局「1万円です」と言われ他所に行くことに。次に行ったO社も物凄くおどおどした頼りなさそうなお姉さんが、出てきて、愛想も何もなく、だしぬけに「中を開けて下さい」言う。テロもあったし慎重なんだなと思って包装をはがして中身を見せると、何も言わずに奥へ持っていこうとする。「調べるなら目の前でやって欲しいんだけど」というと、泣き出しそうな感じで立ったまま奥のボスに何か聞いている。結局「商品サンプルの扱いになるので1万円くらいです」とのこと。インクジェットの写真を束ねたものがなんで商品サンプルなんだと思ったが、困った顔のお姉さんを相手に文句を言っていても仕方がないので郵便局へ。結局郵便局ではemsで遅れるというので2400円ですんだ。前のところで包装をはがしたのでガムテープを借りて補強するとわずかに2キロを超えたので、テープを少しはがしてぴったり2キロにしてくれた。親切なお姉さんだった。
 小滝橋の窓社へプリントを届けてから都庁の地下のパスポートセンターへ。更新の手続きに。以前取得した立川の窓口はぶっきらぼうで融通が利かず、感じが悪かったので覚悟していったら、にこやかでてきぱきしていて、説明も分かりやすくとっても感じのいいおばさんだった。今日は民間の気分の悪い接客と感じのいい役所の接客にあった。数年前なら逆だけど変わったものだ。帰りに寄ったオートバックスのお兄さんは親切で説明もわかりやすかった。ただいつも思うのだけど店内に「走り屋系?」の音楽を流しつづけるのは落ち着かないのでやめてほしいと思う。待合室の居心地ももう少し良くしてもらいたい。帰って清野栄一さん著「RAVE TRAVELLER-踊る旅人」(太田出版)を読む。旅人の寒さや重たい息遣いなんかが伝わって来る文章に惹き込まれる。バイク便と舞妓さんの原稿を書かなければ。

投稿者 Ken Kitano : 2004年12月08日 09:30