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2005年10月27日

10月16日 大泉町〜太田市

 人間国宝の職人さんの撮影のために群馬県太田市へ行く。関越を東松山で降り、利根川を渡る。地図で見ると太田市の隣が大泉町だ。大泉町は住民の外国人の割合が日本一多い町。拙書写真集「our face」でもサッカーW杯優勝を喜ぶ在日ブラジル人の人々の肖像を取材しているが、まさに日本の中のブラジルの町。せっかくだからブラジル料理を食べようと地元出身の知人に電話してお薦めのレストランを聞くが、その場所に見つからず(移転か閉店か?)、仕方なくたまたまあった小さめのブラジル食堂に入る。大泉町にはあちこちにブラジル関連の店がある。一応客は入っていたが、一見してイマイチの雰囲気。メニューも少なく牛肉入りのチャーハンを食べたけど、フツーの味。目の前の「王将」に入ればよかったと悔やむ。いつかまたブラジル料理と音楽を聴きにくることを誓う。
 職人さんの取材は大変興味深い仕事だった。(詳しくは書けませんが。)大きな体つきからオーラが出ていた。取材の後母屋でお赤飯と自家製のキンピラ、こんにゃくなどを頂く。おいしい。
 日本シリーズを聞きながら関越を走って帰る。家について晩御飯を食べ初めて程なくロッテが勝って、あっけなくシリーズが終わってしまった。家族が寝た後お風呂で中沢新一著「僕の伯父さん」を読了。最後はジーンときてしまった。最近の中沢新一さんの本はどれもとても面白い。
 

 

投稿者 Ken Kitano : 2005年10月27日 08:49