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2011年07月24日

ゲラが出ました

福島辰夫写真評論集1、2巻は先週、ついに入稿しました。
そして昨日ゲラと束見本ができました。
す〜ばらし〜ぃ、ゲラの仕上がりです。
イイーィ本ができそうです。本当に。

あとは表紙と目次がつけばできあがり。長かったけど、ついにゴールが見えて来た。
価格も決まりました。皆さんのご努力で、業界に詳しいひとがみたら驚くかもしれない低価格です。
こういったジャンルの本でこのクオリティではです。

入稿してから、半ば諦めていた海外作家の許諾が下りたり(本尾さんありがとうございます)、最後の最後で、また内容がきゅっと引き締まった。

福島辰夫写真評論集 @A巻 8月25日発売!  
@ 写真を発見する世界 定価2200円+税=2310円
1966年発表「個人像をめぐって」。1978年サンタバーバラ美術館「VIVO」展のために書かれた「VIVOの時代」。そして「世界認識としての方法」としての写真について。写真史を俯瞰するテキスト群を集録。
(登場作家:安井仲治、横山松三郎、奈良原一高、石元泰博、佐藤明、アルフレッド・スティーグリッツ、ルイス・ハイン、ナダール、アジェ、ロバート・キャパ、アーヴィング・ペン、ポール・ストランド、ロバート・フランクなど)
A 10人の眼・VIVOの時代 240頁 価格2400円+税=2520円
日本の現代写真の飛躍になった「10人の眼・VIVO」について。その以前と以後の時代と作家たちについて。巻末に瑛九について書かれた1999年「私のデモクラート、瑛九のデモクラート」掲載。
(登場作家:奈良原一高、細江英公、石元泰博、川田喜久治、東松照明、森山大道、荒木経惟、エドワード・スタイケン、ユージン・スミス、ダイアン・アーバス、田本研造、岡鹿之助、瑛九、利根山光人、加藤正など)
B 破綻と彷徨 9月下旬発売予定
1976年に書かれた「東松照明論」。安井仲治、中山岩太ら戦前、戦中の写真家が、過酷で閉塞した時代のなかで、あの豊で深い写真をどうなし得たかを、丹念に検証し再評価した伝説的な連載「破綻と彷徨」。
(登場作家:東松照明、高野直太郎、安井仲治、中山岩太、田本研造、野島康三など)

編集:北野謙 デザイン:町口覚 編集協力:本尾久子
発行:株式会社 窓社
お問い合わせ:窓社Tel03-3362-8641,Fax03-3362-8642

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各巻何冊か、お名前ご住所、電話番号をメールでお知らせ下さい。
しばらくの間は送料無料で(振込手数料はかかりますが)お送りします。

投稿者 Ken Kitano : 18:57